アーティスト佐竹真紀子さん 公開制作と展覧会のお知らせ
町では、アーカスプロジェクトと行うプログラム「AIRブリッジ」を実施しています。本年度は、昨年度の狩野哲郎さんに続き、アーティストの佐竹真紀子さんが9月17日から10月31日までの45日間滞在しています。
期間中、佐竹さんは町のアーティスト滞在施設「大子アーティスト・イン・レジデンス(以下、DAIR)」を拠点に、2019年の台風19号がもたらした久慈川の氾濫に関する地元住民の話や記録を調べたり、現場へ赴いたりしながら制作を行います。ふだんは仙台に拠点をおき、東日本大震災を巡る人々の記憶を作品化している佐竹さんは、大子町における災害と人々の記憶の結び目を探ります。
また、滞在期間後半には文化福祉会館「まいん」にて、今回の滞在で制作した作品(調査の成果を含む)のほか、過去に制作した作品を公開する展覧会を行います。ぜひ会場でご覧ください。
- 滞在制作期間 令和4年9月17日(土曜日)から10月31日(月曜日)までの45日間
- 滞在制作場所 大子アーティスト・イン・レジデンス(DAIR)(茨城県久慈郡大子町池田2775)
公開制作と展覧会
文化福祉会館 まいん にて、公開制作とその作品を展示する展覧会を開催します。
- 会場 文化福祉会館 まいん(茨城県久慈郡大子町大子722-1)
- 開場時間 午前9時から午後5時まで
公開制作期間
- 期間 令和4年10月9日(日曜日)から10月30日(日曜日)まで
- 備考 期間中にアーティストが会場にいない時間帯もあります。
展覧会
- 期間 令和4年10月22日(土曜日)から10月30日(日曜日)まで
- 備考 今回の滞在で制作した作品(調査の成果を含む)のほか、過去に制作した作品も展示します。
DAIRで制作中の様子
佐竹 真紀子(さたけ まきこ) プロフィール
1991年宮城県生まれ、在住。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。東日本大震災で被災した仙台市沿岸部にバス停留所を模したオブジェをつくり設置する《偽バス停》シリーズをきっかけに、被災地域で見聞きした風景や暮らしの情景から着想を得て絵画とテキストを制作。絵画表現には絵の具を何層にも塗り重ねて彫刻刀で色を削り出す手法を用い、土地や人びと の記憶の地層を掘り起こす表現を思考している。記録をつくるコレクティブ・NOOK としても活動中。
2021 「3.11とアーティスト:10年目の想像」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城)
2021 「若手アーティスト支援プログラム Voyage2021『波紋のかなたに』」(塩竃市杉村惇美術館、宮城)
2020 個展「波残りの辿り」(東北リサーチとアートセンター[TRAC]、 宮城)
2017 「VOCA展 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)
2016 個展「対岸に相槌」(SARP 仙台アーティストランプレイス、宮岐)
アーカスプロジェクトとは
守谷市に拠点を構え、「芸術を通じた地域づくり」を推進する茨城県主催の芸術文化事業。1994年の開始以来、現代芸術分野の若手アーティストの支援・育成に取り組み、国際的に活躍するアーティストを数多く輩出している。
大子アーティスト・イン・レジデンス
大子アーティスト・イン・レジデンス(DAIR)はSNSでも情報発信しています。
問合せ
大子町役場 まちづくり課 TEL 0295-72-1131
平日 午前8時30分から午後5時15分まで